看護師という職業は、日々目の前にある業務と忙しく向き合う仕事ですが、今よりもっとスキルをアップさせていきたい気持ちがあるなら、具体的に行動を起こすことが大切です。
スキルアップしたい気持ちを持っているということは、向上心があるということを意味します。その向上心を常に保ち続けることがポイントです。看護の仕事は非常に慌ただしいので、毎日の業務に流されてしまうと、自身のキャリアを考える余裕がなくなってしまいがちです。そのため、年度初めや年度末など、定期的に自分のキャリアやスキルについて見直し、今後どうしていきたいかという希望を明確にしていきましょう。
キャリアアップ先には、看護協会で行っている認定看護師の資格の他に、呼吸療法認定士や糖尿病療養指導士、認知症ケア指導管理士など、様々な資格が存在しています。自分が興味を持っている分野ではどんな資格が取れるのか情報を収集しておき、自分のキャリアアップに繋がると考えられるものには積極的に挑戦していくと良いでしょう。
欧米諸国では、日本の医療現場では医師のみが行える医療行為を行うことができる看護師が存在しています。今後、日本でもそうした医療行為ができるナースの制度が検討されており、特定看護師という形で法制化することが考えられています。法制化された場合、今のうちにより専門性の高い知識や医療技術を習得しておくことで、将来の日本の医療を支えていく存在にステップアップすることが可能になります。